葬儀費用のトラブルは、人間の葬儀でもよくあることです。「葬儀一式」という見積もりをもらっても、現場でいろいろ追加されたり、その場で断れない状況でオプションをすすめられたり、あとで清算書を見て質問すると、これはあのときにと、よく覚えてないことで居直られたり。「一式」の考え方が、業者側と利用者側で違うからだというのが葬儀社サイドの言い分ですが、それでは安心してお葬式を出してあげることはできません。
ペットのお葬式の場合は、人間の葬儀ほど大規模でも複雑でもありませんから、何と何にどれだけ費用がかかって、追加が出る可能性があるかどうかもよく確認しましょう。やりたいことを伝えて見積もりを出してもらい、しっかり確認し、追加は一切払わない、という姿勢でいることも大切です。
ペット葬儀会社の話を聞くと、たとえば、火葬を頼まれたペットの体重が3キロだと聞いていて、実際に引き取りに行くと体重5キロ以上あるというのは、よくあることなのだそうです。頼むほうもペットが亡くなって動揺しているし、ずいぶん前に計った体重を今の体重と勘違いしたまま伝えてしまうことはよくあることなのだそうです。3キロと5キロでは、火葬にかかる燃料費も手間もずいぶん変わってくるそうですが、「そういう場合は、最初に伝えた3キロの料金で最後までやります」とその業者さんはおっしゃっていました。遺族の気持ちを思ってのことだそうです。
逆に、飼い主のつらい気持ちに付け込んで、「こうしてあげたほうが亡くなった〇〇ちゃんが喜びますよ」とか、「最後ですからやってあげましょう」とか、私たちの気持ちを利用して強引にオプションをすすめてくる悪徳業者もいるようです。断ると、まるでペットに対してひどいことをしているといわんばかりの対応をされれば、ペットが可哀想で応じざるを得なくなってしまいますよね。そういったことにならないように、業者選びと見積もりは最初にしっかりやっておきましょう。